コーヒーの味は、なぜ変化するのか。

コーヒーを美味しく飲むためには、淹れたてを飲むことが基本となります。

コーヒーの風味は、コーヒーを淹れてから飲み干すまでにもどんどん変化していきます。
例えば、味覚の温度特性の問題で、コーヒーが冷めていくにつれて酸味や苦味、甘みの感じ方が変わってきます。
苦味や甘みは冷たいと感じにくくなる傾向があり、酸味は冷たいと感じやすくなる傾向があります。

コーヒーの中には酸素も溶け込んでいますので、酸素も風味に影響を与えます。

美味しいコーヒーというのは、冷めていく過程の風味の変化を楽しめるコーヒーのことだと思います。コーヒーは、温度が下がっていくと苦味と酸味のバランスが変わり、粘性が上がることでとろっとした味わいが生まれ、飲み始めと違ったコーヒーの美味しさが発見できます。

コーヒーの味の変化は起きるものであれば、コーヒーの風味の変化を楽しむことで、仕事の合間の“気分転換”に繋げてみても良いかもしれませんね。